「清岡卓行の世界」年譜そして校歌

 『アカシヤの大連』の著者清岡卓行(きよおか・たかゆき、1922-2006)の公式ウェブサイトがありました。

清岡卓行の世界
http://www.k5.dion.ne.jp/~kiyooka/index.html

 内容は「書誌」「引用」「年譜」「手稿」「運営」からなっています。「年譜」から大連関係を抜粋してみました。

清岡卓行年譜抜粋
1922 大連に生まれる。父は満鉄技師。
   文学書やクラッシック音楽のレコード、そして野球に親しむ。
1940 東京に出て予備校に通う。フランス詩、フランス映画に熱中。
1941 第一高等学校文科丙類(仏語学級)入学。ランボーなどに親しむ。
1944 東大仏文科入学。
1945 3月大学を休学し大連へ戻る。
1947 大連日僑学校で英語と数学を教える。沢田真知と結婚。
1948 引揚船で東京に戻り大学に復学。
1949 日本野球連盟に定職を得る。秋、日本野球連盟がセ・パ両リーグに分裂。
1951 入学から7年かかって大学卒業。詩、評論、シナリオなどを発表。
1964 セ・リーグ退職、法政大学の教員となり、フランス語を教える。
1968 妻41歳で死去。
1969 小説「朝の悲しみ」「アカシヤの大連」発表。翌年芥川賞受賞。
1976 日本作家代表団の一員として28年ぶりに中国を訪問。
1980 法政大学を退職。文筆に専念する。
1982 日中文化交流協会代表団の一員として中国にわたり、途中から単身34年ぶりに大連を訪ねる。
1983 中国旅行を題材にした小説や随筆を集中的に執筆。「大連小景集」発表。
1987 長篇小説『大連港で』(福武書店)刊行。
1996 大連日本人学校校歌作詩(作曲:團伊玖磨)。
1999 日本経済新聞に「私の履歴書」を連載。
2006 83歳で没。

 大連日本人学校校歌はこのブログでも触れたものです。

大連国際音楽倶楽部・大連日本人学校10周年記念に寄せて:2004年4月(その1)
http://d.hatena.ne.jp/dlimcblog/20110828/1314524808